「青少年の問題行動」に関する単P会長等臨時研修会

9月15日、市民活動センターソシアスにおいて臨時の単P会長等研修会が行なわれました。高崎市では4月から飯野教育長が先頭となり、学校におけるいじめ防止プログラムに取り組んでおります。市P連・各単Pにも積極的に協力して欲しいとの要望があり、また全国的にいじめ問題に関心が高まっている中で、いじめの根絶・防止を啓発する目的で急きょ開催することになった研修会です。
 講師に赤城少年院法務官の岩坂秀樹氏をお迎えし、「子どもとともに」という演題でお話いただきました。
 法務官とは少年院で問題を起こし加害者となった子ども達の教育を行なう仕事。被害者の望むものは「真の謝罪」、加害者である子どもからそれを引き出すために育て直しを行なうという。その子の心に寄り添い、その子の視点でものを見て、じっくりと話し合う事が必要だと話されました。
 出来ないのには理由がある。全ての子どもが出来ない自分を出来るようにして欲しいと望んでいる。子どもが欲しがっているのは、指摘や注意ではなく援助である。何か頑張ろうとするものの、どうして良いか分からない。大人とのコミュニケーションの取り方が分からず相談することも助けを求めることも出来ない。子ども達は経験していないことは学べず、歪んだ家庭環境の中では問題行動を獲得していくと言えるとのこと、その後の質疑応答も活発で、会場の関心の高さを物語っていました。家庭教育の重要性を身に沁みて感じる研修会となりました。
大人が何らかのしつけ的な行動に出るという事態が、虐待の視点から見て子どもにとって自分が攻撃にさらされているという警報となるのだと言える。

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